矯正治療とは

矯正治療は、歯ならびやかみ合わせを良くして自分の歯を長持ちさせ、気持ちも体も健康に生活できるようにすることが目標です。
健康的な笑顔で楽しく生活していただけることを願っています。

歯ならびが悪いと…

  1. むし歯や歯槽のうろうになりやすい。
  2. 良くかめない。
  3. あごの成長、顔かたちにも影響する。
  4. 口元が気になる。
  5. 発音しにくい。

などの問題があります。

顔だちを美しくととのえ、健康的な口元を作ることが大切です。
人生にほほえみはかかせません。

治療の流れ

初診30分 ~ 60分

歯のレントゲンを1枚とり、歯・舌・アゴ等への状態を診せていただき、ご相談させていただきます。
治療期間、金額もご説明いたします。ご説明後、治療をされるかどうか、ご家族でよくご相談ください。

検査30分 ~ 60分

  1. 骨格のレントゲン(横、必要のある方のみ正面も撮影します)
  2. お口の中と顔の写真
  3. 上下の歯形

以上の資料からコンピューター分析と歯形の模型計測をおこない、院長が治療方針をたてます。

診断40分 ~ 60分

診断した結果や治療方針、問題点をご説明します。
目的や目標、装置をご説明し、装置を準備します。

治療30分 ~ 60分

個人差はありますが、1ヶ月に1度くらいに通院していただきます。
治療は、なるべく目立たない装置で進めていきます。

保定1回 30分

きれいに並んだ歯とアゴを安定させるため、治療装置をはずした後、一定期間保定装置(リティナ―)を装着します。

観察1回 30分

保定装置(リティナ―)をはずしてから定期的に観察を行います。

治療例

八重歯、乱杭歯(叢生)

  • 八重歯、乱杭歯(叢生) 施術前
    施術前
  • 八重歯、乱杭歯(叢生) 施術後
    施術後

主訴(八重歯が気になる)
診断名(叢生)
歯が重なり合って、口の中がでこぼこしています。見た目も良くありません。上下の歯がしっかり咬み合わされていないので、よく噛めません。
施術前→治療開始12歳0ヶ月
施術後→動的治療終了14歳2ヶ月
リンガルアーチとマルチブラケット装置を使用(4本抜歯)
治療期間2年2ヶ月
料金は上下で65万円(矯正治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。)
リスクや副作用
歯磨きが不十分な場合は、歯肉炎になったり口内炎ができる事があります。
親知らずにより歯並びが変化する事がありますので、治療終了後も経過観察で通院をお願いしています。
その他一般的なリスクは次項目に記載

うけ口(反対咬合)

  • うけ口(反対咬合) 施術前
    施術前
  • うけ口(反対咬合) 施術後
    施術後

主訴(噛み合わせが反対)
診断名(反対咬合)
下の歯が上の歯より前に出ているので、良く噛めません。発音も聞きとりにくくなってしまいます。顔の中で下あごばかりが目立ってしまいます。
施術前→治療開始14歳2ヶ月
施術後→動的治療終了15歳10ヶ月
装置はリンガルアーチとマルチブラケット装置を使用(下顎2本抜歯)
治療期間1年8ヶ月
料金は上下で65万円(矯正治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。)
リスクや副作用
歯磨きが不十分な場合は、歯肉炎になったり口内炎ができる事があります。
舌訓練が必要な事があります。
親知らずにより歯並びに影響がある場合は、治療途中又は終了後に親知らずを抜歯していただく事があります。
その他一般的なリスクは次項目に記載

出っ歯(上顎前突)

  • 出っ歯(上顎前突) 施術前
    施術前
  • 出っ歯(上顎前突) 施術後
    施術後

主訴(前歯が気になる)
診断名(上顎前突)
上の歯が前につき出ているので、良く噛めないばかりか、見た目も良くありません。
顔の中でも、とがった口もとばかりが目立ってしまいます。
施術前→治療開始12歳4ヶ月
施術後→動的治療終了14歳2ヶ月
装置はリンガルアーチとマルチブラケット装置を使用(上顎2本抜歯)
治療期間1年10ヶ月
料金は上下で65万円(矯正治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。)
リスクや副作用
歯磨きが不十分な場合は、歯肉炎になったり口内炎ができる事があります。
親知らずにより歯並びが変化する事がありますので、治療終了後も経過観察で通院をお願いしています。
その他一般的なリスクは次項目に記載

開咬

  • 開咬 施術前
    施術前
  • 開咬 施術後
    施術後

主訴(前歯が閉じれない)
診断名(開咬)
奥歯は咬んでも、前歯は咬み合わずに開いています。
前歯でほとんど噛むことが出来ません。 発音も聞きとりにくく、見た目も良くありません。
前歯にすき間がたくさんあります。
施術前→治療開始8歳10ヶ月
施術後→動的治療終了11歳3ヶ月
装置はパラタルバーとHG(非抜歯)
治療期間2年5ヶ月
料金は上下で35万円(矯正治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。)
リスクや副作用
歯磨きが不十分な場合は、歯肉炎になったり口内炎ができる事があります。
舌訓練が必要な事があります。
親知らずにより歯並びが変化する事がありますので、治療終了後も経過観察で通院をお願いしています。
その他一般的なリスクは次項目に記載

*小学1年生頃より治療を行うことが望ましい場合もあります。

リスク

事前に説明を行い、リスク最小限に留める様に治療を行っていきます。


リスク①虫歯と歯肉炎

歯磨きの磨き残しから生まれるリスクです。
*対策、毎回歯科衛生士が歯ブラシ練習と機械で磨きます。
装置装着時にコーティングを行う場合もあります。

リスク②歯根吸収

治療期間を急ぎすぎると矯正力が大きくなり、負担が大きく歯根吸収を
起こすことが稀にあります。治療痛の原因にもなります。
*対策、それぞれに適した治療期間を掲示させていただきます。

リスク③治療期間の延長

顎骨成長予測外の成長があった場合は、治療期間が予定より長くなることがあります。
*対策、骨格のレントゲン撮影をさせて頂き、確認を行います。